・最遅セキタンザンとトリルの可能性
❷【ポケモン剣盾ダブル】トリル式セキタンザンとドレインパンチフレフワン【対雨構築編】 - YouTube
1.目次
ダブルバトルにおいてセキタンザンは波乗りやアクアジェット、ビックリヘッドなどの味方の技でSを大幅上昇させて戦う高速アタッカーとして認識されています。そのSは最速だと360(臆病最速S六段階上昇)にもなり相手にかなりの圧を掛けることができます。その証拠にS種族値30にも関わらず対策方法にトリックルームも挙げられます。
・・・これを逆手に取る戦略が最遅トリルセキタンザンです。以前にセキタンザンメインのトリル構築を作ったこともあり、まずまずの結果を得ることが出来ました。
この記事ではトリル枠兼弱点保険発動枠にゴチルゼルを使用しています。また記事にはしていませんがサマヨールをこの枠にしていたこともありました。しかしウーラオスの登場によってこの二体とセキタンザンを組み合わせると一撃に完封されてしまいます。さらにゴチルゼルではS種族値が高いためセキタンザンを最遅にするとゴチルゼルがトリル下で先制格闘技を打つことが出来ません。
よって最遅セキタンザンの隣に置きたいポケモンの条件は以下の通りです。
①トリックルームを展開できる
②セキタンザンよりも遅く、トリル下で弱点をつける(なるべく低下力)
③ウーラオスやレヒレなどセキタンザンの脅威になるポケモンに弱点をつかれない
・・・そしてこれらの条件をすべて併せ持つポケモンが(恐らく)一体だけ見つかりました。それがこのポケモンです!
フレフワン!!!
種族値:101-72-72-99-89-29
①トリックルームを展開でき
②見ての通りS種族値はセキタンザンよりも1低く、ドレインパンチを覚え
お世辞にも高耐久とも言えず、普通のトリル構築で使うには少し微妙なこのフレフワンですが、この①②③の条件を満たすポケモンは現環境でこのポケモンしかおらず最遅セキタンザンには強力な起点作りと言えます。さらに固有特性のアロマベールによって味方全員挑発、アンコール等が無効果になるというダブルバトルにもってこいの特性ということもあり今回フレフワンを使うという考えに至りました。
次に構築&型紹介に移ります。※なお現在S17真っ只中な為、試運転はフリーでしかできていないため構築の途中経過をお届けします。(アドバイス等あればDM等いただけると嬉しいです。)
追記:S18でもかなり通用します。これでS18は駆け抜けようと思います。順位が確定次第記事を更新しようと思います。(5月6日)
追記:レート1700達成!!!(5月16日)
構築・型紹介
①セキタンザン
特性:もらい火 持ち物:弱点保険
性格:冷静
H252
C252 HCブッパ
B4
S(最遅)
先ほどからフレフワンの話ばかりですのでここでは最遅セキタンザンについて説明します。まず最遅で使う理由ですが「Sの種族値が30だから」としか言いようがありません。S30にはドサイドン、ブリザポス、モロバレルなどのトリルエース、補助として活躍しているポケモンが多く存在しています。つまりS30のセキタンザンにもその素質があるわけです。(強引)
また先ほども言いましたがセキタンザンは高速アタッカーとしてランクマダブルに君臨しています。つまりこの高速アタッカーの面を意識させ、トリルエースとして登場。相手の意表を突くことができます。(この意表を突くって言葉便利ですねぇ~)
トリル見え見えですが今まで皆さんは高速アタッカーと思ってセキタンザンを対処してきたはずです。ウーラオスのアクアジェット起動やコータスの噴煙での蒸気機関発動を読んでくる方もいると思います。
努力値はHCブッパ。特性のもらい火はコータスの噴煙で火力UPを図るために採用しています。
②フレフワン
特性:アロマベール 持ち物:リリバのみ
性格:のんき
H244
A0 ドレインパンチ用
B252 耐久指数最大になるように調整
D12
S(最遅)
タイプの相性もまずまず良く、特性もサポート向きです。ASの個体値は0にしていますが、面倒ならAは別に0でなくてもいいと思います。
・ドレインパンチ(対セキタンザンダメージ)
15.7%~18.4%
持ち物のリリバですがもっと良いものがあるかもしれませんが襷を使わずに一回は耐えてほしいという思いから半減木の実を選択。毒と鋼だと鋼の方が見るかなという理由でリリバにしています。
③コータス
特性:ひでり 持ち物:突撃チョッキ
性格:冷静
H228
C252
D28
S(最遅)
名誉せきたんポケモン。セキタンザンの隣にトリル後に出して噴煙⇒もらい火できたら気持ちいいなと思い採用。噴火ではなく噴煙を選択できる状況を作るべく高耐久にしてぎりぎり耐える!と噴火の威力が下がるのでいいなと思い(ほんとにいいのか・・・)持ち物にチョッキを採用。
噴火と噴煙の使い分けは気を付けよう。
噴煙 威力80
噴火 威力150×残りHP÷最大HP
HPが92以下になると噴煙のほうが威力が高くなります。
④フシギバナ
特性:葉緑素 持ち物:いのちのたま
性格:ひかえめ
C252
D4 CSブッパ
S252
コータス入れたから採用。素早さの緩急もでき、苦手な雨構築にも強いのでフィット!バナコー対面ではダイマックスしてコータスをダイアースで確殺します。
⑤モロバレル(変更)
特性:再生力 持ち物:くろいヘドロ
性格:のんき
H244
B156 耐久指数最大
D108
S(最遅)
雨に弱い。セキタンザンの相性補完。この2点で雑に採用。なんせまだあまり回せてないので⑤⑥はかなり雑に採用しています。ですが雨に弱いのも事実なので投入。さらに胞子で起点を作れるように入れました。また怒りの粉でフレフワンのトリル補助ができるだけではなく、キノコへの炎技読みで石炭のもらい火を発動させることができます。
Sも遅くトリル構築にもフィットしました。
追記:大変強かったですがランドロス重すぎたので変更しました;; もうひと枠あればこの子入れたかったです。
⑥ウーラオス(一撃)
特性:ふかしのこぶし 持ち物:きあいのたすき
性格:いじっぱり
A252
S252 ASブッパ
D4
相手のゴーストやポリ2に強く出れるように採用。セキタンザンにアクアジェットうちそうだな~と軽く思わせる枠でもある。正直ウーラオスはあまり使ってこなかったので興味本位で構築に入れてみました。襷が余っていたため持たせました。
選出方法
基本となるトリル軸です。裏には主にフシギバナ以外が入ります。セキタンザンに水技、地面技が撃たれそうならモロバレルに交代します。(炎、飛行技が撃たれそうならセキタンザンに交代します。)
①が出しにくい時はこれで決まり。雨構築にはコータスは後投げして天候マウントを確実に取ります。裏にはセキタンザン(バナの相性補完・噴煙の加護)、フレフワン(スイッチトリル)、ウーラオス(強い)を選出します。
③フレフワン+(他5体)
これが一番多かったです。臨機応変に決めていました。
フレフワン+バナ(裏:コータス、セキタンザン)はフレ石炭、バナコーを相手の選出を見て決めることが出来るためとても強かったです。
シーズン途中での構築変更
モロバレルOUT バリコオルIN
ランドロスにかなり弱いという事が戦っていて分かったのでセキタンニストの休暇さんに放送中助言を頂きバリコオルを投入しました。
選出方法は上記のモロバレルと同じです。猫騙しも覚えるので怒りの粉の代わりにもなります。(それにサイドチェンジもありますので…)
バリアフリーで苦手な巨大ラプラスの壁も除去できるので良き。ついでにレヒレを抜いて攻撃できるように4振りレヒレ抜き調整にしました。
H252レヒレ 91.5%~108.5%(乱数一発)
雨対策としてもこのフリーズドライは素晴らしいと思います。雨エースのルンパッパやキングドラの4倍弱点を付けるのは強いです。
持ち物について。
カシブを持つことでダイマレイスポスのシャドーボールも耐えることができます。
(77.1~91.2%)
追記(5.10):変更点 カシブの実→ナモの実
ゴースト技全然打たれなかったのでナモに変更。ウーラオスがいるのでカシブより発動します。
特化ウーラオスのあんこくきょうだ
56.1%~66.7%(ナモの実込)
まとめ
トリルセキタンザンはこの先セキタンザンにとって必要な戦略になってくるでしょう。現在はダイマックスという素晴らしいシステムがありますがセキタンザンの1000年先を考える私としては今の戦略はダイマックスが無くなったときに戦いづらくなってくるでしょう。(今のルールを思う存分楽しめよというのは私もわかっていますが不安なのです。)
まだあまり対戦できていませんが来シーズンはこの構築をベースに色々と煮詰めながら対戦していこうと思います。そして間違いやアドバイス等をいつも下さる読者さんありがとうございます!○○すればいいのでは?と思った方は是非私のDMまでご一報ください!セキタンザン好きをもっと増やして、盛り上げていけたらなと思います。ここまでご精読ありがとうございました。
良かった対戦を動画化したのでどうぞご覧ください!!
追記:1700到達することが出来たので最遅セキタンザンの可能性を感じることが出来ました。来シーズンはまた新たなセキタンザンのテーマを用意しているので次の構築も楽しみにしていてください!