黒帯メロメロ石炭
１．はじめに
まずこれだけは言っておきます。
私は大まじめにこの構築、セキタンザンを育成構築しました。
そしてスーパークラス９からマスターまで行くのに100戦以上を消費しました。正直セキタンザンを今回使うのはあまりお勧めしません。カイオーガ軸、黒バドレックス軸が過半数を占めているこの環境でセキタンザンは本来の力を発揮することは難しいです。
なので今回のブログでは私の苦悩とこの環境でのセキタンザンの在り方を見て知っていただきたいなと思います。それではなんとかマスターまで到達できた今回の構築＆セキタンザンを紹介したいと思います。(下記の動画は対戦模様です)
２．構築紹介
①セキタンザン
性格：ずぶとい 持ち物：くろおび→ｱｯｷ(追記)
特性：蒸気機関
B:252 ボディプレス用
S:252 無振りバンギラス抜き
D:4 あまり
序文でも申し上げた通り大まじめです。
今回のセキタンザンは鬼火による相手の攻撃力弱体化＆ガオガエンの処理を担当してもらいます。S252振ることによりバンギラスも抜くことができるためSも252振って対応できるように調整しています。
そして気になる持ち物黒帯ですがH252ガオガエンを丁度確定二発で倒すことができるため持たせています。(ない場合乱数二発(1.2％))また攻撃技がボディプレスしかないため黒帯でよいかなと思います。攻撃を受ける前提ならばアッキの方が良いですが発動機械があまりないと思い不採用にしました。
技メロメロは補助用の技が少なくタールショットも現環境では刺さらない(立証済み)ので採用。(種族統一ルール(リピートボール級)でよく使用しているため愛着もあったので採用した)
御三家やウーラオス等♂であることが多いのでセキタンザンは♀にしました。私の構築は全員♀なため♂誘導してメロメロが刺さりやすいようにしてあります。()
本当はセキタンザン軸で構築を組みたかったのですがこの環境ではどうしようもありませんでした。白バドレックスの苦手なガエンの補助に回ってもらいましたがこの構築以前のじゃくほ型よりはるかに使いやすくガエン対策としてはまずまずの動きをしてくれたと思います。
【関係ないかもしれない石炭話】
またこの方とは別に蒸気機関発動後を意識したS228振り最速追い風カイオーガ抜き調整をしたセキタンザンも育成しましたが正直この方に蒸気機関発動は必ず求めているわけではないなと思い不採用にしています。ビックリヘッドで発動できるようにはしていますがあくまで不随的なものです。なので蒸気機関うぇぇぇいいいい！！！なセキタンザンを求めている方には不向きです。そして蒸気機関フィーバーのセキタンザンを育成してもこの環境では活躍はできないでしょう。(環境TOPに有効だがないため)
セキタンザン使いの皆様に参考になるように没セキタンザン構築をブログ末尾に掲載・少し解説しておきますので良ければご覧ください。
(追記)シーズン21
黒帯をｱｯｷに変えてみました。対ガオガエンを想定すると猫騙し食らってｱｯｷ発動させた方が強いと考えたためです。隣にはズガドーンを置くことで猫騙しは必ずセキタンザンに向かってきます。実際かなり安定した動きができこのシーズンは楽勝でマスターに到達出来ました。持ち物ひとつでここまで変わるのかと考えさせられました。
ただ帯型は帯型で良いところもありますし(物理技食らわなくても火力が安定する)、ｱｯｷに至ったのもこの子がいたお陰なので失敗作では無いかなと思います。
②白バドレックス
性格：ようき 持ち物：こだわりスカーフ
特性：人馬一体
D:4 あまり
A:252 ぶっぱ
S:252 ぶっぱ
絶対的エース。エルフーンで追い風後ブリザードランスで全抜きしてもらう。ただカイオーガには打点持てないのでそこは使用上注意が必要。最速スカーフにすることで最速100族抜きに。
はじめはトリル軸で使用していましたがS50は微妙。そしてセキタンザンとかみ合わないので両方S振って追い風軸に無理やりしました。
③エルフーン
性格：臆病 持ち物：脱出ボタン→メンタルはー
特性：いたずらごころ
HS:252
B:4
追い風担当。脱出ボタンで即バックして白バドレックスの補助を繰り出す。この構築には対猫だましがいないため守るを採用している。
④ゴリランダー
性格：意地っ張り 持ち物：とつげきチョッキ
特性：グラスメイカー
H:192
A:252
B: 4
S:60 追い風後スカーフ最速ロトム・最速ドラパ抜き
対カイオーガで投入。前はカミツルギにしていたがカイオーガの潮吹きで倒されてしまうのは如何なものか・・・ということでゴリラに。
実際相手とゴリラ１１対面になって耐久勝ちした場面もあり採用してよかったなと思います。
⑤オニシズクモ
性格：意地っ張り 持ち物：ソクノのみ
特性：水泡
HA:252
B: 4
対カイオーガ・黒バドレックス。今環境になって一躍時のポケモンとなったオニシズクモさんをこの構築でも採用！ワイドガードは上記二体のみならずワイドフォースや熱風などダイマ環境より増えた範囲技から味方を守ってくれます。
持ち物はレジエレキ意識のソクノ。ソクノなしだと確定一発で倒されてしまうので安定かなと思います。
また最遅にはしていません。Sは追い風後で最速テッカグヤまで抜けるためもったいないからです。
⑥ズガドーン
性格：臆病 持ち物：きあいのタスキ
特性：ビーストブースト
CS:252
H: 4
セキタンザンにビックリヘッドをぶち込みます。襷にしたことで雑に使ってもいい仕事をしてくれます。ウーラオス一撃の不意打ちも耐えてくれるため襷にしたことで安定性も増しました。黒バドレックスにも一撃ぶち込めます。
ビックリヘッドでウーラオス(一撃)を乱数一発(50％)でもっていけます。火力すごすぎる・・・
３．選出方法
①ガオガエン入っている構築(例外もあり)
初手セキタンザン・エルフーン
セキタンザンのボディプレスでガオガエンを仕留めに行きます。ほぼ100％エルフーンにねこだましが来るため守って次のターンに追い風展開。裏のアタッカーで仕留めに行きます。
②威嚇いないor白バドレックス刺さっている構築
初手白バドレックス・エルフーン
③雨(追い風＋カイオーガ)
バドレックス＋(ゴリラorオニシズクモ)
追い風枠をバドレックスで粉砕してゴリラでカイオーガを仕留める。相手構築と相談してオニシズクモにも変更していた。
④セキタンザン(ゴリラ)＋ズガドーン
炎の刺さりが良いときに選出。ウーラオス水っぽかったら初手ゴリラにしてズガドーンは熱風(襷削り)をする。
４．さいごに
正直選出方法はまちまちだったので上記以外の選出方法もあったと思います。大体①③の選出だったかなと思います。ガオガエン誘導は構築全体でできているので初手ガエンはかなりの確率で出てくるためそこをどうつくかがこの構築の肝なのかなと思います。つまり構築全体で不利なガオガエンをセキタンザンで処理できるかどうかにかかっているのです！
これはもうセキタンザン構築といっても差し支えないでしょう！(オニシズクモさんはしらない)
ということで今回のセキタンザンは黒帯メロメロセキタンザンでした。この環境まーーじでセキタンザンにとってつらいです。この構築にいたるまでのセキタンザン構築は下記のとおりです。
没セキタンザン構築
石炭で大爆発、ズガドーンでビックリヘッドして両者退場からギガドガを出して処理するというのが構想でした。がこの四体全員黒バドとカイオーガに打点持てないのを凸脇は知らなかった・・・
・炎統一
蒸気機関を発動させたセキタンザンでタールショットしまくって味方の炎ポケモンでタイプ一致弱点ツキまくる！！！予定でした。またしても凸脇はカイオーガの存在を忘れていたのです。
・セキタンザンカブトプス
セキタンザン蒸気機関弱点保険をカブトプスのアクアジェットで発動！！初手大爆発orタイプ一致技で大ダメージ＆カブトプスの砕ける鎧を発動させて上から殴れるように！裏のUBとバドでHP少ない敵を倒して特性発動して盤面有利とってかつ！！予定でした。大爆発は黒バドレックスには効かないし、またしても凸脇はカイオーガの存在を忘れていました。
…以上が今回使用していた構築です。カイオーガさんの対策はもちろんしていたのですがセキタンザンをメインにしていたことでカイオーガがいるとセキタンザンが自動的に選出できません。結果メインが選出できずに構築として機能しなくなり負けていました。
ですが今回の構築では補助に回ってもらうことでセキタンザンの選出率と勝率の水準を一定に保てる構築ができました。まだこの環境でのセキタンザンを模索して今後の可能性を見つけていきたいと思います。
ご精読ありがとうございました。
